2023年07月19日 #EXHIBITION
2023年07月19日 #EXHIBITION
会場:Gallery of Manseibashi Station (S2区画)
会期:2023年7月19日~2023年10月01日
「人間である以上、逃れることができない力」をテーマに、3つの映像作品を展示します。本作では社会的、政治的、文化的、技術的、そして物理的に、様々なレベルで我々を支配するもの、統治するモノ、制御するものを対象としています。脇田が得意とする高度な計算に基づく映像生成に加えて、歴史映像を用いた人類学的なアプローチにも挑戦しています。
■ 展示作品
Armstrong | Oppenheimer
インスタレーション(スピーカー、モニター、ミキサー、ケーブル、Tシャツ、本、メディアプレイヤー、パレット)
科学技術における歓喜と懺悔をテーマにした。ニール・アームストロングとロバート・オッペンハイマーの映像は尺も音量もぴたりと合わせてあり、同じタイミングで再生される。両者の言葉はお互いをかき消すように空間に広がり、永遠にループ再生される。
Cognition
リアルタイムソフトウェア
MORPHOGENESIS (Equation Series)
Full HD 映像
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アーティスト:脇田玲
制作補佐:春名海里、柴原佳範、永田一樹、白井雅也、石橋優希
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■ 脇田玲プロフィール
脇田玲(わきたあきら / Akira Wakita)
目の前にありながらも知覚できない力を可視化/可聴化/物質化することで、世界の見方を更新する作品をつくっている。主な展示に「アランとキースのために」(中村キース・ヘリング美術館/Hokuto Art Program ed.1, 2022)、音楽家小室哲哉との8K映像音響インスタレーション(Ars Electronica Festival, 2016)およびライブ・パフォーマンス(MUTEK/RedBull Music Festival, 2017)、「高橋コレクション『顔と抽象』-清春白樺美術館コレクションとともに」(2018)などがある。慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(政策・メディア)。